『星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則』を読んでみた

ペンション

以前、「モーサテ星野塾」で星野リゾートの星野さんが講義をしているのを見たのですが、「教科書通りの経営」を行っているというのを知って気になっていて、図書館で借りてきて読んでみました。

2010年に発行されているので14年前の本ですが、使われている教科書はめちゃくちゃ有名なものがほとんどなので、時代に関係なく理論として確立しているので参考になりそうです。

『星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則』の目次

  • 第Ⅰ部 星野佳路社長が語る教科書の生かし方 ー定石を知り、判断ミスのリスクを最小化する
  • 第Ⅱ部 教科書通りの戦略 ー難しそうに見えて、実は効果的である
  • 第Ⅲ部 教科書通りのマーケティング ー「やるべきこと」をやり切れば、すべてが変わる
  • 第Ⅳ部 教科書通りのリーダーシップ ーすぐに成果は出ないが、必ず成果は出る
  • 第Ⅴ部 教科書通りに人を鍛える ー「未経験者歓迎」で成長できる理由

『星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則』の気になったところ

P.15 教科書通りやってみる

僕が「石橋をよ〜く叩いて渡る」タイプなので、すごく共感できた部分。

定石があるものは知っておかないと遠回りしてしまうし、知っておいて損はしない。ただ、教科書通りにやって見る場合には、その理論の一部だけつまみ食いしないで、100%教科書通りに忠実にやってみる必要があると P.23 で注意しています。

P.40 外資系ホテルは旅館経営に参入しない

たしかに外資系の旅館ってイメージ無いですね。

そしてこの本を読んでいるタイミングで、星野リゾートがニューヨーク州に温泉旅館を2028年開業予定だそうな。

【星野リゾート】米国・ニューヨーク州に温泉旅館を開業|開業予定年:2028年 | 企業ニュース | 星野リゾート【公式】
2028年、米国本土で初の運営施設となる温泉旅館を開業します。日本のホテル会社による米国での温泉旅館開業は、初の取り組みとなります。

マンハッタンから車で約3.5時間の歴史ある温泉地「Sharon Springs(シャロンスプリングス)」で、雪も降って四季がしっかりあるところ。

やっぱり旅館には、温泉ですよね。しかも冬は雪見風呂!


ちなみに、ここから南に車で1時間行ったところにある「ハンター・マウンテン・リゾート」には、留学中にちょこちょこスノボやりに行ってたのが懐かしい(笑)

サイトを見てみたら、1日リフト券が100ドル超えてる(今の為替だと15,000円)!!

P.74 星野リゾートはヤッホーを設立

よなよなエールで有名なヤッホーブルーイングって、星野リゾートが設立していたんですね。

P.88 おいしくなかったら全額返金します

これをやるのは勇気がいりますよね。

美味しいのが前提でやる必要はあるものの、実際には返金ラッシュでトラブルにはならなかったうえに、スタッフが自分のサービスに対する意識を高く持つようになったそうです。

P.102 お客様への対応は数十秒の勝負

これは、自分が客だったときに感じるものだけど、施設側のスタッフになって慣れてくると忘れてしまう感覚でしょうね。

サービス業に関わるのなら、忘れないようにしないともったいないですね。

P.172 もう一度行ってみたい旅館やホテルはどこですか?

この質問はわかりやすいですね。

自分でペンションやろうとしているので、旅館やペンションに宿泊したときに、良い点・悪い点はよく覚えているので、良い点を伸ばしていって「もう一度行きたい」と思われるサービスを提供したいですね。

『星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則』読んだ感想

各部で紹介されている内容は、教科書をベースにして実践した結果が書かれている形なので、理論と結果が垣間見えるようになっていて、サクッと読むことができました。

それぞれ本が紹介されているのですが、巻末に一覧としてまとまっているわけではなかったものの目次には、本のタイトルと著者が書かれているので、今後の読書の参考にします!

この記事の本『星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則』

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