WBSを見ていたら「日本経済でウクライナ復興 “空×陸”から農業支援」というニュースで、衛星データを活用して、生育状況・土壌解析データを用いて圃場の状態を見える化する圃場管理アプリ「Sagri(サグリ)」と、作物残渣(ざんさ:オレンジの皮などの果物の不可食部分など)から作られる超吸水性ポリマーで土壌の水分吸水力が向上する「EFポリマー」が紹介されていました。
地方移住して農業もやりたいので、将来、役に立つかもしれないので備忘録がてら調べてみました。
圃場管理アプリ「Sagri」
Sagriは、衛星データを活用した、生育状況・土壌解析データを用いて圃場の状態を見える化する圃場管理アプリです。
と、ホームページでは説明されているのですが、機能紹介の画像を見るとわかりやすかった。
衛星データから、画像で圃場(ほじょう:農作物を栽培するための水田や畑)の状況を地図上で確認できて、色分けがされているので簡単に確認ができる仕組みだそうです。
衛星写真でどうにかしているのかと思ったら、人間の目に見えない非可視光領域の赤外やマイクロ波のデータも取得できていて、そのデータをAIの技術を用いて解析し、特徴を学ばせて、地上の様々な状態をAIが予測できる状態にしているとのこと。
こんな最先端なサービスは、「お高いんだろうなぁ〜」と思ったら、1haまでは無料「¥0/年」でした!
1a(アール)は、10メートル × 10メートル = 100㎡
水分吸水力が向上する「EFポリマー」
「EFポリマー」は、以前WBSの「沸騰!NEXTフロンティア ~日本人×インド人で市場攻略~」で見たことのある商品でした。
EFポリマーを創業したナラヤン・ガルジャールさんは、インド出身で「いつか水不足に悩む両親や村の仲間を助けたい」という想いで研究をして、これまで廃棄されてきた作物残渣をアップサイクルして100%オーガニックの超吸水性ポリマー「EFポリマー」を作ったとのことです。
超吸水性ポリマーといえば、オムツや保冷剤に使われているのですが、一般的に流通している超吸水性ポリマーは石油由来で作られているので、可燃ごみとして処分する必要があります。
でも「EFポリマー」は、果物の皮などの不可食部分をもとに作られた、100%植物由来の超吸水性ポリマーなので、土の中に入れて6か月程度が経つと水を吸収しなくなり分解が始まって、適用からおよそ1年かけて土の中で完全に分解され、最終的には水と二酸化炭素になるそうです!
「EFポリマー」も最先端なサービスなので、「お高いんだろうなぁ〜」と思ったら、オンラインショップで1kg / 2,200円でした!
5kg や、箱買いの 20kg でも販売していたのですが、単価が1kg / 2,200円なので20kgだと44,000円でした。
オンラインストアには、「EFポリマーの使い方」動画もYoutubeで公開されていました。
また、「実証実験」のページには、小松菜・米・玉ねぎ・さとうきび・キャッサバなどの実験結果が国内/海外ともに公開されていました。
いくつか見てみたのですが、「EFポリマー」を使ったほうが収穫量が増えて、大きく育っていました。
ただ「EFポリマー」を使いすぎると、根腐れしたり、乾燥したときに土が固くなって根の成長を阻害してしまうので、推奨量を守って使わないとダメだそうです。
【農業の最先端技術】衛星データで生育・土壌状態を見える化できる圃場管理アプリ「Sagri(サグリ)」と、土壌の水分吸水力が向上する「EFポリマー」 のまとめ
農業の最先端技術の「Sagri(サグリ)」と「EFポリマー」を知ったので、調べてみたのですがどちらも地方で農業するなら覚えておきたいサービスと商品でした。
移住した土地の圃場が、良い土じゃないこともあるかもしれないので、先端技術を使って改良するっていう手もありますね。
そういえば、「EFポリマー」はオーガニック保冷剤「サイクール」として利用され始めているようなので、どこかで手に入れたら我が家の植木鉢に入れてみよう〜!
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