日経ビジネスを見ていたら「日本、国家ブランド指数で初の世界トップ」という見出しを発見して、読んでみたら18年前に(2008年春から)開始されて以来初めて、日本が60カ国中で米国とドイツ以外で初めて首位トップになったそうです。
日本は「国家ブランド指数 (NBI)」が開始されてから、ずっとトップ10にはいたのですが、コロナ禍が始まる2019年から着実に順位を上げて1位になっていました!
移住するのにあたって、訪日観光客が珍しく・美しく感じる何かを見つける(気付く)事ができると、移住後の仕事としても、生活を続けるにしても、役に立つ気がかなりします。
アンホルト・イプソス国家ブランド指数(NBI)とは
アンホルト-イプソス国家ブランド指数 (NBI: Anholt-Ipsos Nation Brands Index)は、20カ国の18歳以上の成人を対象に、毎年オンラインで6万件以上の調査を実施して、各国(2021年から調査対象国60カ国)の「ブランドイメージ」のパワーと魅力を測定するそうです。
「ブランドイメージ」の中身は、6カテゴリ(輸出・ガバナンス・文化・人材・観光・移住と投資)の指標に分類されていて、世界的な認識調査でランキングされます。
日本が1位獲得
日本は「国家ブランド指数 (NBI)」が開始された2008年春から、ずっとトップ10にはいたのですが、コロナ禍が始まる2019年から着実に順位を上げて1位になっていました。
日本の順位は軒並み向上して、6つの指数すべてにおいてトップ10入りをしていて、「人材」と「観光」の指標でも高い評価を得たそうです。
また「NBI指数」の計算に含まれない新属性で、「私はこの国で製造された製品を信頼している」「この場所は他のどの場所とも異なっている 」で1位になっていました。
その国を訪れたいと思う原動力「訪問意欲ドライバー」
「2023 国家ブランド指数(NBI)」のプレスリリース(補足資料)を見ていくと、その国を訪れたいと思う原動力「訪問意欲ドライバー」についても記載があったのですが、ここ部分のトップ3に「日本」はランクインしていませんでした。
ただ、以下の赤矢印をつけた項目(自然美、安全、歓迎、歴史的建造物、他と異なる、文化遺産、食べ物)は、まだ知られていない日本の地方が上手に世界に伝えていけば、世界からもっと訪問してもらえそうな感じがします。
「東洋のマチュピチュ」と紹介される竹田城跡や、The日本の「富士山、五重塔、桜」をまとめてみれる新倉山浅間公園のように、発見して知られることでいきなり環境が変わる場所は、気づいていないだけで、まだまだ日本にはありそうな気がします。
2023 国家ブランド指数(NBI)で日本が史上初の首位に! のまとめ
「国家ブランド指数(NBI)」というランキングがあることを始めて知ったのですが、地方移住先を決める指標として、まだ世界に知られていない「自然美」や「歴史的建造物」、「文化遺産」などにアンテナを張っておきたいですね。
「この場所は他のどの場所とも異なっている」という新属性の指標では、日本が1位になっているので、日本人にとっては普通の光景でも、大多数の訪日観光客が珍しく・美しく感じる何かを見つける(気付く)事ができると一番良さそうです。
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